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Hy4とDeepSeek V4.1 Flashを比較:公式ベンチマーク34項目中27項目で勝利、3種類のタスクで選び方を見極める

Hy4とDeepSeek V4.1 Flashを比較:公式ベンチマーク34項目中27項目で勝利、3種類のタスクで選び方を見極める

著者注:2026年11月4日時点の公開情報に基づき、Hy4 と DeepSeek V4.1 Flash のスペック、ベンチマーク、価格、利用可能性を比較します。最後に、3種類のタスク別に選び方を紹介します。

まず結論から。Tencent の Hy4 公開ページの付録には、両モデルのスコアがそろっているベンチマークが34項目あります。そのうち、Hy4 が27項目、DeepSeek V4.1 Flash が7項目で勝っています。DeepSeek が勝った7項目は、コーディングと自動化に集中しています。具体的には、DeepSWE、SWE-Marathon、Hy-CompanyBench、AutoCath、AutomationBench、PPTOGen、Foundation Model Bench です。

一言でいうと、コーディングや大量のタスク処理には DeepSeek V4.1 Flash、画面を見てソフトウェアを操作したり、中国語の業務文書を処理したりするなら Hy4 がおすすめです。

この記事は、両者を「一長一短」とまとめるだけのものではありません。 Tencent の付録における比較条件、第三者評価の対象範囲、両者の価格差を、以下で一つずつ明らかにします。読み終える頃には、タスク・コスト・利用可能性の3つの観点から選べるようになります。

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Hy4 と DeepSeek V4.1 Flash の仕様比較表

両モデルとも MoE アーキテクチャを採用し、コンテキストウィンドウは 1M です。主な違いは、アクティブパラメータ数、最大出力、コンピューター操作能力にあります。下表のデータは、腾讯新闻、TokenHub のプレビュー版ドキュメント、DeepSeek のモデルカードに基づいています。

比較項目 Hy4(腾讯混元、2026-11-04) DeepSeek V4.1 Flash(2026-09-10)
総パラメータ数 / アクティブパラメータ数 770B / 49B 552B / プリフィル時 8B、デコード時 16B
コンテキストウィンドウ 1M 1M
最大出力 64K(プレビュー版の値。正式版ドキュメントは未更新) 384K
視覚機能 あり(初めて導入) あり(ネイティブマルチモーダル)
コンピューター操作 あり(CLI + GUI、Blender、CAD 向けに学習) GUI 操作なし
重み オープンソース化を予定。プレビュー版は Apache 2.0 で公開済み MIT ライセンスで Hugging Face に公開済み
プロトコル OpenAI Chat / Responses、Anthropic Messages 同じ3種類
価格(100万トークンあたり、入力/出力) 公表価格 6 / 18元 ピーク時 $0.30 / $1.20、閑散時 $0.15 / $0.60
利用可能なプラットフォーム 腾讯云 TokenHub、OpenRouter など 公式 API、APIYI apiyi.com、OpenRouter

この表から、まず一つの判断ができます。DeepSeek はトークンごとに活性化されるパラメータが Hy4 よりはるかに少なく、これが単価の低さと速度の速さを支える構造的な理由です。KV キャッシュは1トークンあたり 890 バイトで、V4 Flash の約1/4。長いコンテキストを扱う場面では、GPU メモリの使用量も抑えられます。一方、Hy4 はアクティブパラメータが多く、コンピューター操作能力も備えているため、実際に「手を動かす」必要のあるエージェントに適しています。


Hy4 と DeepSeek V4.1 Flash を比較:34 項目のベンチマークをどう読むか

まず確認したい測定条件:腾讯が単独で再測定した結果

34 項目のベンチマークはすべて腾讯が再測定または集計したもので、DeepSeek の列のスコアは DeepSeek 自身が公表したものでも、第三者による独立したランキングでもありません。たとえば ProgramBench では、DeepSeek 自身のモデルカードに記載されたスコアは 20.3 ですが、腾讯による再測定では 29.1 となり、8.8 ポイントの差があります。このことから、テストハーネスやツールの構成、タイムアウトの設定がスコアに大きく影響することがわかります。

同じ発表資料の中でも、数値に違いがあります。メイン図では Terminal-Bench 4.0 の DeepSeek のスコアは 40.0 ですが、付録では 42.3 です。AutomationBench もメイン図では 54.3、付録では 60.5 となっています。同じ発表元の資料内で 1〜6 ポイントの差があるため、1〜2 ポイントのリードはおおむね誤差の範囲と考えられます。この記事では、付録の数値に統一しています。

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DeepSeek が勝った7項目と Hy4 が大きくリードした項目

DeepSeek の勝利項目 DeepSeek / Hy4 Hy4 が大きくリードした項目 Hy4 / DeepSeek
DeepSWE(実際のリポジトリの修正) 77.0 / 74.9 OSWorld 2.1(コンピューター操作) 78.9 / 68.4
SWE-Marathon(長期にわたる開発) 46.3 / 43.8 Hy-Backend 3.0 45.1 / 37.3
Hy-CompanyBench 79.5 / 78.8 E-Bench 2.0 70.0 / 66.8
AutoCath(コード理解) 58.1 / 57.2 Terminal-Bench-Science 19.8 / 13.7
AutomationBench 60.5 / 56.2 BuddyVQA ツールなし 55.6 / 43.7
PPTOGen(PPT 生成) 62.5 / 60.9 Agents’ First Exam-IF 79.9 / 68.7
Foundation Model Bench 36.3 / 28.1 Hy-LifeSearch 60.2 / 53.0

この表からは、3つのポイントが読み取れます。

  • Hy4 が大きくリードしたのは、コンピューター操作(OSWorld +10.5)、視覚的な質問応答(BuddyVQA +11.9)、指示追従(+11.2)、科学研究系のターミナルタスクです。これらはまさに Hy4 が新たに強化した能力です。
  • DeepSeek が勝った項目の半数は、実際のリポジトリの修正や長期にわたる開発に関するものです。これらのタスクは、日常的なコーディングに最も近い場面といえます。
  • 27勝の中には、ProgramBench の +0.9、Tag-bench の +0.5 など、1点前後の差しかない項目も少なくありません。前述の測定条件による誤差も踏まえると、こうした項目を明確な優位性とみなすべきではありません。27勝は、全面的なリードを意味するわけではないのです。Tencent 自身も、Hy4 は最先端の数学、長期にわたる開発、視覚的な質問応答などの難度の高いテストセットにおいて、トップクラスのクローズドモデル(Claude Opus 5.5、GPT-6.1 Sol など)との間に「依然として大きな差がある」と認めています。

第三方評価の対象は Hy4 preview のみ

現時点で独立した評価が行われているのは Hy4 preview(2026-08-28 バージョン)のみで、正式版はまだ第三者による再評価を受けていません。

第三者ソース DeepSeek V4.1 Flash Hy4 preview 結論
Vals AI(共通する19のランキング) 7項目で優位 12項目で優位 数学は Hy4 preview が 75.00%、DeepSeek が 54.00%
LMArena 総合ランキング(11月2日) 21位(Max) 24位 DeepSeek がわずかに上位
CWE-bench(250問) 57.6% 47.3% DeepSeek がリード、1回あたりのコストは $0.04 vs $0.43
LLMBenchmark プログラミング指数 70.3 44.3 DeepSeek が大きくリード

第三者のデータは Tencent の付録と同じ傾向を示しています。プログラミングでは DeepSeek が強く、数学・推論・総合タスクでは Hy4 が優位です。ただし、Hy4 の正式版は独立した再評価を受けていないため、公式スコアは参考にとどめ、本番導入前に自社のタスクセットで試すことをおすすめします。


Hy4 と DeepSeek V4.1 Flash の料金比較

単価と倍率

以下の料金はすべて100万トークンあたりの価格です。2026-11-04 時点のページ表記に基づき、為替レートは 1 ドル ≈ 7 元で概算しています。

プラン 入力 出力 キャッシュ Hy4 の価格倍率(入力 / 出力)
Hy4 通常価格(TokenHub 6/18/0.3 元) $0.857 $2.571 $0.043 基準
Hy4 半額(12 月 31 日まで、3/9/0.15 元) $0.429 $1.286 $0.021 基準
Hy4 OpenRouter 表示価格 / 半額 $0.834 / $0.417 $2.501 / $1.2505 $0.042 / $0.021 TokenHub とほぼ同じ
DeepSeek ピーク時(APIYI apiyi.com の現在価格も同額) $0.30 $1.20 $0.006 通常価格は 2.9 倍 / 2.1 倍、半額では 1.4 倍 / 1.07 倍
DeepSeek 閑散時 $0.15 $0.60 $0.003 通常価格は 5.7 倍 / 4.3 倍、半額では 2.9 倍 / 2.1 倍

DeepSeek のピーク時間帯は、北京時間の平日 09:00-12:00 と 14:00-18:00 です。中国の法定祝日は除きます。

月額コストは次の式で概算できます。月額コスト = 入力量 × 入力単価 + 出力量 × 出力単価 + キャッシュヒット量 × キャッシュ単価。各使用量の単位は100万トークンです。

たとえば、月間入力 1 億トークン、出力 2,000 万トークンで、キャッシュを考慮しない場合を考えてみましょう。

  • Hy4 通常価格:100 × 0.857 + 20 × 2.571 ≈ $137
  • Hy4 半額:約 $69
  • DeepSeek ピーク時:約 $54
  • DeepSeek 閑散時:約 $27

結論は明快です。通常価格では、Hy4 の入力価格は DeepSeek のピーク時価格の 2.9 倍です。半額期間中は、Hy4 の出力価格は DeepSeek のピーク時価格より 7% 高いだけで、価格差は大きく縮まります。12 月 31 日以降に割引が終了すると、差は再び 2〜3 倍に戻ります。

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💰 コスト面のアドバイス:予算を重視するチームは、まず APIYI apiyi.com で deepseek-v4.1-flash(入力 $0.3、出力 $1.2、キャッシュ読み取り $0.006)を呼び出し、実際のトラフィックから月額コストを算出して、Hy4 の半額価格と比較するとよいでしょう。


Hy4とDeepSeek V4.1 Flashの利用方法と移行

利用できるサービス

  • Hy4:Tencent Cloud TokenHub、OpenRouter(ページパスは tencent/hy4)、WorkBuddy/CodeBuddy(11月4日から15日まで期間限定で無料)、元宝、企業微信、ima。
  • DeepSeek V4.1 Flash:公式API、APIYI、OpenRouter。また、Hugging FaceからMITライセンスの重みをダウンロードして、自前でデプロイすることもできます。

移行時に注意したい4つのポイント

  1. プロトコル:どちらもOpenAI Chat Completions、Responses、Anthropic Messagesに対応しており、切り替え時は通常、base_urlとmodelを変更するだけで済みます。
  2. 出力上限:DeepSeekの最大出力は384Kですが、Hy4はプレビュー版の仕様では64Kです。DeepSeekからHy4に移行する場合、長いレポートやリポジトリ全体のコード生成といったタスクは分割する必要があります。
  3. 思考モード:DeepSeekはデフォルトで思考モードが有効になっており、reasoning_effortを1から100の間で調整できます。公式のベンチマーク結果はすべて100で測定されています。移行後にこのパラメータを下げるとトークンを節約できますが、スコアも下がる可能性があります。
  4. 速度:Hy4のOpenRouter上での速度はP50で約63 tok/s、最初のトークンまでの遅延は約2.9秒です。DeepSeekのArtificial Analysis上での速度は、推論モードで182 tok/s、非推論モードで256 tok/sです。遅延に敏感な用途では余裕を持って設計しましょう。

🚀 導入のヒント:APIYIでは、DeepSeekをOpenAI互換の方法でそのまま呼び出せます。base_urlにhttps://api.apiyi.com/v1、modelにdeepseek-v4.1-flashを指定してください。Hy4は現在APIYIでは提供されていません。モデル名と価格はプラットフォームのモデル一覧をご確認ください。このモデルはできるだけ早く提供する予定です。


Hy4とDeepSeek V4.1 Flashの比較:3種類のタスク別に選ぶ

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タスクの種類 おすすめ 数値に基づく理由
① コーディング、長期的な開発 DeepSeek V4.1 Flash Tencentの付録ではDeepSWEが77.0対74.9、第三者によるCWE-benchは57.6%対47.3%、出力は384K
② 画面の確認、ソフトウェア操作、オフィス文書、中国語の業務フロー Hy4 OSWorldは78.9対68.4、E-Benchは70.0対66.8、GUI操作に対応
③ 高並列のバッチ処理、コスト重視 DeepSeek V4.1 Flash 公表価格ではHy4の入力料金が2.9倍。閑散時間帯の価格はさらに半額。Hy4の半額期間中は出力料金がわずか7%高いだけなので、再検討の余地あり

一つ例外として、PPT生成(PPTOGenは62.5対60.9)ではDeepSeekが僅差で勝っています。オフィス業務の中心が「ファイルの生成」で、画面操作が不要なら、両モデルの差は小さく、コストを基準に選べます。

💡 選び方のおすすめ:最も確実なのは、自分の実際のタスクを20〜50件選んでA/Bテストすることです。DeepSeekはAPIYI apiyi.comを通じて素早くテストを始められます。Hy4の結果と比較し、自分のデータで判断するほうが、どんなランキングを参考にするよりも確実です。


よくある質問 FAQ

Q1: Hy4 は 27 項目で勝っているので、DeepSeek V4.1 Flash より高性能ですか?

そうとは言い切れません。この 34 項目はすべて Tencent が再評価したもので、個別項目では評価条件の違いによる差が最大 8.8 ポイントに達しています。また、27 勝のうち少なくない項目で、リードは 1 ポイント程度です。第三者によるプログラミング系の評価では、むしろ DeepSeek がリードしています。

Q2: 現在、APIYI で Hy4 を呼び出せますか?

現時点ではできません。2026-11-04 時点のスナップショットでは、Hy4 は APIYI の提供中モデル一覧に含まれていません。DeepSeek V4.1 Flash は APIYI apiyi.com で直接呼び出すことができ、新規ユーザーには無料のテスト利用枠があります。

Q3: Hy4 は半額キャンペーン終了後も使う価値がありますか?

GUI 操作や視覚的な質問応答が業務に欠かせない場合、Hy4 には代替しがたい強みがあります。一方、テキストやコードのみのタスクでは、割引終了後の単価が DeepSeek のピーク時料金の 2〜3 倍になるため、コストパフォーマンスでは優位とは言えません。

Q4: 自社環境にデプロイするなら、どちらを選ぶべきですか?

DeepSeek V4.1 Flash を選びましょう。モデルの重みが MIT ライセンスで公開されており、トークンごとに活性化されるパラメータが少なく、KV Cache も小さいためです。Hy4 正式版の重みはまだ公開されていません。


Hy4 と DeepSeek V4.1 Flash の比較:重要ポイント Key Takeaways

  • ベンチマークの測定条件:34項目はすべて Tencent が独自に再測定したもの。Hy4 が27項目、DeepSeek が7項目で勝っています。
  • DeepSeek の強み:実際のリポジトリの修正、長期にわたる開発作業、自動化に強く、384Kの長文出力にも対応しています。
  • Hy4 の強み:コンピューター操作(OSWorld で +10.5)、視覚的な質問応答、指示への追従に強みがあります。
  • 価格:通常価格では Hy4 の入力料金は2.9倍。半額期間中は出力料金の差が7%にとどまります。
  • 第三者データ:対象は Hy4 preview のみで、プログラミング分野では DeepSeek が明確にリードしています。
  • 利用方法:DeepSeek は APIYI apiyi.com の OpenAI 互換インターフェースから直接呼び出せます。

まとめ

Hy4 と DeepSeek V4.1 Flash の使い分けは、一言で言えば、コード作成とバッチ処理は DeepSeek、画面の確認とソフトウェアの操作は Hy4 です。

  1. ベンチマーク:Tencent の付録にある27対7という結果は参考になりますが、測定条件は Tencent が一方的に決めたものです。1〜2ポイントの差は無視できるでしょう。
  2. コスト:12月31日までの半額期間中は Hy4 との価格差が最も小さくなるため、この期間に評価するのがおすすめです。
  3. 利用のしやすさ:DeepSeek は利用できるサービスが多く、重みが公開されており、出力上限も大きい一方、Hy4 には独自の GUI 操作能力があります。

まずは APIYI apiyi.com で deepseek-v4.1-flash を使ってメインの処理を一通り動かし、コンピューター操作が必要な部分について Hy4 を個別に評価するのがおすすめです。


実際のスクリーンショットを追加する推奨箇所:Tencent Hy4 の公開ページにあるベンチマークのメイン画像と付録の表(「34項目のベンチマークをどう読み解くか」の節);DeepSeek 公式価格ページにあるピーク時と空き時間帯の説明(「価格の比較」の節);OpenRouter の Hy4 ページにある価格と速度のデータ(「利用のしやすさと移行」の節)。

📚 参考資料

  1. Tencent Hunyuan Hy4 リリースページ:付録の34項目とメイン図のベンチマークスコア
  2. リンク: hy.tencent.com/research/hy4
  3. Tencent Cloud TokenHub モデル料金:Hy4 の定価と半額料金
  4. リンク: cloud.tencent.com/document/product/1823/130055
  5. DeepSeek 公式料金:ピーク時と空き時間帯の料金
  6. リンク: api-docs.deepseek.com/quick_start/pricing
  7. DeepSeek V4.1 Flash モデルカード:パラメータ、KV Cache、公表ベンチマークスコア
  8. リンク: huggingface.co/deepseek-ai/DeepSeek-V4.1-Flash
  9. OpenRouter Hy4:料金、速度、最初のトークンの遅延
  10. リンク: openrouter.ai/tencent/hy4
  11. Vals AI 比較 / CWE-bench / LLMBenchmark:第三者による独立評価
  12. リンク: vals.ai、cwe-bench.com、llmbenchmark.ai

著者: APIYI 技術チーム
技術に関するお問い合わせ: APIYI の apiyi.com トップページからお気軽にお問い合わせください。詳しい資料は docs.apiyi.com のドキュメントセンターをご覧ください。

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