大型セールの前夜、運営担当から白背景の商品画像が300枚届きました。夜明けまでに、すべて秋の風景に差し替えてほしい――。Krea 3 が得意とするのは、まさにこんな作業です。XX10月28日に Krea のデフォルトモデルとなり、公式は「1枚を8秒で編集、ネイティブ2K」を売りにしています。
まず結論から言うと、Krea 3 は確かに速いものの、得意なのは画像編集に限られます。編集モデルなので、生成モデルとして使うには向いていません。8秒というのはメーカー公表の数値で、どのように計算されたのかを分けて見る必要があります。品質はランキングの第2グループ上位で、1位には届いていません。

Krea 3 が30秒でわかる
| Krea 3 に向いている作業 | 向いていない作業 | 代わりに使うもの |
|---|---|---|
| 白背景の商品画像を広告用のシーンに変更 | 小さな文字、値札、長いコピーを含むポスター | GPT Image 2 / Nano Banana Pro で背景画像を作り、文字はデザインソフトで配置 |
| 同じ人物グループの街並みやポーズを変更 | 4K 印刷用データの直接出力 | ネイティブ高解像度モデル、または 2K 画像を専門的なアップスケール処理にかける |
| 室内の家具や素材を変更し、それ以外は維持 | 画像全体のスタイル変更、テキストからの画像生成を中心とした制作 | Krea 2(スタイル / LoRA)、Nano Banana Pro、Seedream 5.0 Pro |
Krea 3 とは:画像編集に特化したモデル
ここまでの経緯を振り返ると、10月15日にベータ版が公開され、10月20日に Arena の単一画像編集と複数画像編集の2つのランキングに登場。10月28日には Krea App のデフォルト画像モデルになりました。同じ週に API がすべての workspace に開放され、fast と high はベータ版の利用資格がなくても使えるようになりました。今日(10月30日)には旧モード名が正式に廃止されます。詳しくは後ほど説明します。
現在、Krea には2つのモデルがあり、それぞれ役割が異なります。Krea 2 はスタイルと LoRA、Krea 3 は画像編集を担当します。公式によると、Krea 3 は大規模言語モデルを蒸留したものではなく、変更したい領域に計算資源を集中させるため、画像全体を再計算しません。テキストから画像生成もできますが、第三者の MindStudio による使用レビュー(10月16日)では、その性能は低く、製品側で確認ダイアログが表示されるほどだと報告されています。Krea の CTO も Hacker News で、テキストからの画像生成はまだ最終調整を終えていないと認めています。
API には3つの思考モードがあります。fast はプロンプトを簡単に拡張してから生成するモードで、最も速く、デフォルトの推奨モードです。high はより強力な推論エンジンで複雑な編集を計画します。1回あたり $0.02 が追加され、複数の参照画像を組み合わせる場合や、fast で意図どおりに編集できなかった場合に向いています。ultra はエージェント型の処理フローで、出力は 2K 固定、処理に数分かかることがあります。1回あたり $0.20 が追加され、参照画像を1枚以上渡す必要があります。出力は1枚のみで、negative_prompt とゼロデータ保持(ZDR)には対応していません。App 内で使うには Max 以上のプランが必要です。
Krea 3 が得意な5つのこと
以下の5項目は、公式の機能一覧と第三者のフィードバックをもとにまとめたものです。それぞれに確認ポイントを添えているので、納品前のチェックに活用できます。
- 商品画像の背景変更:白背景の商品写真を広告向けのシーンに変更しながら、商品の形やラベル、ロゴは維持します。確認ポイント:元画像と生成画像を重ね、ボトルの輪郭やロゴの位置にずれがないか比較し、ラベルの文字を一字ずつ確認します。
- キャラクターの一貫性:複数の参照画像を与えると、同じ人物たちの背景の街並みやポーズ、光を変えても、顔の一貫性を保てます。確認ポイント:一連の画像を並べて、髪の生え際やほくろ、目の間隔などの細部に変化がないか確認します。公式も、画像間で人物の同一性を完全には維持できないため、人による確認が必要だとしています。
- 部分的な領域編集:API で
regional_edit=trueを指定すると、変更したい部分だけを再描画し、それ以外のピクセルは変更しません。前のバージョンの結果をさらに修正したい場合に便利です。regionsには最大24個の枠を指定でき、座標の範囲は0〜1です。各枠に個別の note を付けられ、枠同士は @label で相互参照できます。確認ポイント:編集対象外の領域を200%に拡大して比較し、カーペットの質感や窓の外の景色が再生成されていないか確認します。 - 複数の参照画像を合成:API ドキュメントによると、参照画像は最大8枚まで指定できます。5枚以上の場合、各画像の長辺は1536pxに縮小されます。公式が推奨するプロンプトの書き方は、「画像1は部屋、画像2はソファ」のように明示する方法です。確認ポイント:参照画像の各要素がすべて登場し、正しい位置に配置されているか確認します。
- 線画やムードボードから画像を生成:公式の例では、線画と6色のカラーパレットを使って建築写真を生成し、指示どおりの位置に色を配置しています。確認ポイント:カラーピッカーを使い、主要な色がパレットに近いか確認します。HN では、hex 色コードがデザインのほかの部分にも「漏れ出す」というユーザーの報告があります。

図:同じ人物たちは、シーンやポーズ、光を変えても同じ顔を維持しています。出典:Krea 公式メディアパック(k3-video-character-consistency)、公式デモ素材。
公式が推奨するプロンプトの順序は、まず何を保持する必要があるかを書き、次に写真家のようにシーン、光、カメラを描写するというものです。1か所だけ変更する場合は、only を加えます。
Krea 3の「8秒」はどう測った? まずは比較条件を確認
公式の説明では、「大半の編集はエンドツーエンドで8秒以内に完了し、ネイティブ2Kに対応」し、最速の構成では約4〜5秒です。一方で「Krea 3はまだリアルタイムではない」とも明記しています。これらの数値は独自に検証していません。
注意したいのは、比較表の脚注です。リリースブログの表では、Krea 3は8秒未満、Nano Banana Proは33秒、GPT Image 2は90秒とされています。脚注によると、競合モデルの時間は、9月24日から10月1日までにKreaのプラットフォーム上で実行された編集タスクの中央値で、待ち時間を含んでいます。一方、Krea 3の8秒は上限に近い表現で、同じ条件での中央値は示されていません。ランディングページの別の数値(Nano Banana Proは26.8秒)には「Pre-generated outputs, not a live benchmark」と注記されています。つまり、事前生成した出力を使い、8秒間の再生でイメージを示したもので、実測ベンチマークではありません。そのため、「4倍速い」と結論づけることはできません。
第三者の見解もおおむね一致しています。eesel(10月18日)は、メーカーが自社のインフラ上で測定した数値だと指摘しています。LuminaBenchは「4倍速く、品質は同等」という主張について、第三者による独立検証はないと述べています。GLBGPT(10月25日)は速度ベンチマークを実施していません。OpenAI Hubの中国語速報は公式数値をもとに、1,000回の編集を逐次実行すると、Krea 3は約2.22時間、Nano Banana Proは約7.44時間と概算しています。ただし、実際の結果は地域、待ち時間、入力サイズ、編集範囲の影響を受けます。
以下のケースでは、速度や品質が低下します。
- 混雑時の待ち時間:同時実行数の上限を超えた場合、バックログに入るのはPro以上のプランで、ZDR対象外のタスクのみです。それ以外のタスクには、直接429が返される場合があります。
- 大きな画像の入力:参照画像が4MPを超える場合は、先に4MPまで縮小されます。4K出力は、2Kからアップスケールしたものです。
- Ultra:公式によると数分かかる場合があり、Civitaiでも混雑時はUltraがさらに遅くなるとの報告があります。
- 5枚以上の参照画像:各画像が1536pxに縮小されます。速度への影響は必ずしもありませんが、細部が失われます。
| モデル | Kreaページの表示時間 | 2K画像1枚あたりの価格(参照画像を除く) | 備考(Krea公式の数値であり、独立した速度測定ではない) |
|---|---|---|---|
| Krea 3 | 8秒未満 | $0.06 | 上限に近い表現で、中央値は非公開 |
| Nano Banana Pro | 33秒(ブログ)/ 29秒(モデルページ) | $0.135 | 待ち時間を含む中央値 |
| GPT Image 2 | 90秒(ブログ)/ 118秒(モデルページ) | $0.22 | 待ち時間を含む中央値 |
| Nano Banana 2 | 33秒 | $0.067 | モデルページの数値 |
| Seedream 5.0 Pro | 67秒 | $0.09 | モデルページの数値 |

この図の数値はすべてKreaのページに掲載されたものです。自社の用途での遅延を比較するには、同じネットワーク、同じ画像セットを使って自分で測定する必要があります。Nano Banana ProとSeedreamは、まずAPIYI(apiyi.com)でベースラインを測定できます。
Krea 3 の画質:ランキング上位に入るも、首位には届かず
ランキングデータは10月19〜20日時点のものです。Krea 3 はリリースから日が浅く、従来のモデルよりサンプルがかなり少ないため、下表には票数とサンプル数も記載しています。
| ランキング | Krea 3 の順位 | スコア | 票数 / サンプル数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| Arena 複数画像編集 | Ultra 4位 | 1435 | 2,991票 | Preliminary、Nano Banana 2.1 と同率4位 |
| Arena 単一画像編集 | Ultra 8位 | 1411 | 2,619票 | 順位の範囲は5〜10位 |
| Artificial Analysis | Ultra 5位 / Fast 11位 | 1151 / 1125 | 5,378 / 5,087 | Nano Banana Pro は16位 |
| Design Arena | Ultra 4位/51モデル | 1298 | 公式発表なし | 10月20日取得 |
| CPI-Bench(アリババのベンチマーク) | Ultra 2位 | 4.81/5 | — | Krea の自己申告、独立したランキングではない |
Krea 3 の Ultra はあらゆる面で優れているわけではない
AA のカテゴリ別ランキングは少し意外な結果です。Ultra が Fast を上回るのは一部のカテゴリだけで、むしろ下回るカテゴリもあります。
| AA のカテゴリ | Ultra | Fast | 使い分け |
|---|---|---|---|
| Scene & Style(シーンとスタイル) | 18位 | 11位 | シーンの変更にはまず Fast を使う |
| Live-Action(実写) | 10位 | 8位 | Fast で十分 |
| Marketing(マーケティング素材) | 4位 | 21位 | 広告の細部にこだわるなら Ultra を使う |
背景やシーンの変更では、Fast のほうが順位が高く、価格も安くなっています。一方、マーケティング素材の制作など、細部まで仕上げたい場合は Ultra の優位性が明らかです。すべての作業で Ultra を標準的に使っているチームは、より多くの費用をかけて、かえって質の低い結果を得ている可能性があります。
Krea 3 のランキングをどう読むか
Preliminary は票数がまだ十分でなく、順位が変動する可能性があることを示します。Arena のスコアには ±11 の信頼区間があり、Krea 3 と Nano Banana 2.1 の順位範囲はいずれも4〜5位です。Arena のルールでは同率となります。また、ランキングごとに評価の基準も異なります。AA は FLUX.2 dev を1000の基準とし、Design Arena の基準値は1200なので、異なるランキングのスコアを引き算して比較することはできません。妥当な評価は、「複数画像編集ではトップ4、単一画像編集では8位で、一部の項目では競合に劣る」というものです。
第三者からのフィードバックも、この評価を裏付けています。HN では、Krea 3 の全体的な視覚表現の創造性は GPT Image 2.5 に及ばないものの、小さな文字の細部は評価できるという意見がありました。また、Tシャツ姿の女性をバーの中に配置するよう Krea 3 に指示したところ、モデルが勝手にスーツのジャケットを追加し、Tシャツのプリントがそのままジャケットの上に描かれた例もあります。同じタスクは Gemini のほうがうまく処理できました。
Krea 3 の実際のコスト:$0.06 は基本料金にすぎない
$0.06 は参照画像を含まない価格です。画像の編集には少なくとも1枚の参照画像が必要なので、実際の料金はそれより高くなります。
| 課金項目 | 1K 出力 | 2K 出力 |
|---|---|---|
| 基本料金 | $0.03 | $0.06 |
| 1K 参照画像1枚あたり | +$0.02 | +$0.02 |
| 2K 参照画像1枚あたり | +$0.07 | +$0.07 |
| high モード | +$0.02/回 | +$0.02/回 |
| ultra モード | 利用不可 | +$0.20/回 |
| 4K(API のみ) | — | 2K 料金に +$0.04 |

図:Krea 3 API の料金表。2K の基本料金は $0.06 で、参照画像と思考モードは別料金。出典:Krea 公式ドキュメント、10月30日時点のスクリーンショット。
5つの計算例(ドキュメントを基に独自に計算したもので、公式のパッケージ料金ではありません):
- 1K 出力 + 1K 参照画像1枚 + fast = $0.05
- 2K 出力 + 1K 参照画像1枚 + fast = $0.08
- 2K 出力 + 2K 参照画像1枚 + fast = $0.13(最も一般的な「2K 画像を1枚編集」するケース)
- 2K 出力 + 2K 参照画像1枚 + high = $0.15
- 2K 出力 + 2K 参照画像2枚 + ultra = $0.06 + $0.20 + $0.14 = $0.40
2K 参照画像1枚と fast モードで計算すると、月に1,000枚生成する場合は約 $130、1万枚なら約 $1,300 です。ultra モードでは、参照画像は最初の4枚が1枚あたり $0.07、5枚目以降は1枚あたり $0.02 です。
アプリのサブスクリプションは、10月30日時点のページによると、Free が1日100 units、Pro が月額 $35 で2万 units、Max が月額 $105 で6万 units、Business が月額 $200 で8万 units です。各プランには Krea 3 画像の無料生成9枚分が含まれ、Ultra は Max 以上で利用できます。個人向けプランの units は繰り越せません。
本格的にモデルを選ぶ前に、同じ20枚のサンプル画像でベースラインを測定することをおすすめします。APIYI apiyi.com では、nano-banana-pro を $0.09/回、nano-banana-2 を $0.055/回、seedream-5.0-pro を $0.12/回で呼び出せます。20枚あたりの費用はそれぞれ約 $1.8、$1.1、$2.4 です。中国国内の決済に対応し、インターフェースは OpenAI 形式と互換性があります。Krea 3 は現在 APIYI のモデル一覧に入っていませんが、できるだけ早く提供する予定です。モデルと価格の最新情報は、プラットフォームのモデル一覧をご確認ください。
Krea 3 で注意したい7つの落とし穴
- 古い changelog のままパラメータを設定する:10月28日の changelog には、
resolutionを省略するとデフォルトで 1K になり、priorityに low/high を指定できると書かれていますが、現在のドキュメントでは変更されています。対策:resolution(またはwidthとheightの両方)を明示的に指定し、priorityには normal のみを使いましょう。 - 旧モード名が使えなくなる:instant/medium/max は10月30日以降、受け付けられなくなります。対策:fast/high/ultra に一括置換しましょう。
- 参照画像の上限に関する情報が一致しない:ブログでは6枚、ランディングページと API ドキュメントでは8枚と記載されており、eesel は4枚と書かれたページも確認しています。5枚以上では解像度が 1536px に下がります。対策:API ドキュメントを基準にし、細部が重要な画像は4枚以内に抑えましょう。
- seed を指定しても再現できない:プロンプトを拡張するステップの結果が毎回変わります。対策:必要なバージョンはその場で保存し、seed による再生成には頼らないようにしましょう。
- 4K の組み合わせで 422 エラーが発生する:4K は ultra や ZDR と併用できず、ultra のテキストのみのリクエストは fast として課金されます。対策:最終版は 2K ultra で生成し、拡大が必要な場合は別途処理しましょう。
- 同時実行時の 429 エラーに Retry-After がない:API は再試行までの時間を返しません。対策:実行中のタスクが終わるのを待ってから、指数バックオフで再試行し、クライアント側でもレート制限を設けましょう。
- 商用ライセンスとコンテンツ審査:ライセンス条項は一つひとつ検証していません。MindStudio は一度のテストで、審査が Nano Banana より緩いと感じたものの、これはプラットフォームのポリシーを示すものではありません。対策:公開前に Krea の規約を自分で確認し、人的な審査も行いましょう。
Krea 3 の始め方:Web 版は 4 ステップ、API は 3 ステップ
以下は、10 月 30 日に確認した時点の情報です。ログインしなくても生成画面に入れますが、生成ボタンを押すと登録画面が表示されます。有料プランの支払いには海外決済に対応したカードが必要です。

図:ログイン前でも Krea の生成画面に入れます。初期設定はモデルが Krea 3、モードが Fast、生成枚数が 3 枚です。「Generate images」を押すと登録を求められます。出典:10 月 30 日に撮影したスクリーンショット。
Web 版
- ログインする。確認ポイント:生成画面の上部にアカウントが表示され、無料枠を確認できる。
- 元画像をアップロードする。確認ポイント:細かい文字やロゴを含む素材は、最高解像度の元画像をアップロードする。それ以外の編集は 1MP で十分。
- プロンプトには、まず変更する内容を書き、次に維持する内容を書く。確認ポイント:維持する内容は「ボトルのラベルとキャップの色を維持する」のように、具体的な対象まで指定する。
- モードと解像度を選び、必要に応じて領域を枠で指定する。確認ポイント:最初は Fast 2K で生成し、満足できなければ high または Ultra に切り替える。
API
- アセットをアップロードして
image_urlを取得する(外部リンクや base64 にも対応)。確認ポイント:URL に直接アクセスできる。 POST /generate/image/krea/krea-3にimage_urls、resolution、モードのパラメータを指定する。確認ポイント:job_idが返される。GET /jobs/{job_id}をポーリングするか、webhook を設定する。確認ポイント:result.urls[0]から生成画像を取得し、前述の確認ポイントに沿ってチェックする。
チームで導入する前に、まず APIYI apiyi.com で nano-banana-pro と seedream-5.0-pro を使って 20 枚のサンプル画像を生成し、比較するのがおすすめです。base_url を https://api.apiyi.com/v1 に設定すれば、OpenAI 互換形式で直接呼び出せます。結果を確認してから、Krea の Pro または Max を契約するか決めましょう。
Krea 3 を使わないほうがよい場面

次の3種類の作業には、別のツールがおすすめです。
- 長いコピーや小さな文字を含むポスター:公式も小さな文字は苦手だと認めており、GLBGPT のテストではラベルの大文字・小文字や見出しの改行に誤りが出やすいことが確認されています。GPT Image 2 または Nano Banana Pro で背景画像を作り、文字はデザインソフトで配置する方法がおすすめです。
- 4K 印刷用画像の直接出力:アプリは 1K/2K のみで、API の 4K は 2K の画像を追加料金で拡大する仕組みです。2K で生成した画像を専用ツールで拡大するか、ネイティブで高解像度に対応した別のツールを使いましょう。
- 画像全体のスタイルを描き直す作業や、テキストから画像生成を中心とする制作:この2つは Krea 3 の対応範囲外です。スタイルの変更には Krea 2、メインの制作には Nano Banana Pro または Seedream 5.0 Pro を使いましょう。後者の2つは、どちらも APIYI(apiyi.com)で従量課金による呼び出しが可能です。
また、現時点では次の3点も期待できません。モデルの重みは公開されておらず、検索グラウンディングにも対応していません。リアルタイム生成でもありません。スタイル参照と LoRA は、現在 API で 422 エラーが返され、公式ステータスは「coming soon」です。
もう少し率直な感想を交えたリリース直後のレビューは、前回の記事《なんてこと!Krea 3 は Nano Banana を脅かすのか?》をご覧ください:help.apiyi.com/krea-ad-studio.html
Krea 3 まとめ:選ぶときの3つのルール
- 元画像があり、一部を編集するなら、まず Krea 3 Fast 2K を試す。1枚あたり約 $0.13。シーン系のランキングでは Ultra より上位です。
- Ultra は細部が重要なマーケティング用画像に使う。1枚 $0.33 から(参照画像1枚の場合。2枚なら約 $0.40)。Max プランが必要で、数分待つこともあります。
- 文字入り、4K、ゼロから生成する画像には、引き続き Nano Banana Pro または GPT Image を使う。Krea 3 はこうした作業でミスが出やすく、修正の手間がかさみます。
ひとことで言えば、Krea 3 は頻繁に画像を編集する際の主力ツールに向いていますが、すべての画像モデルを置き換えることはできません。「8秒」という数字は割り引いて考え、自分のサンプル画像で試してから判断しましょう。
モデルと価格は APIYI apiyi.com のモデル一覧をご確認ください。Krea 3 はまだ一覧に掲載されていませんが、できるだけ早く提供する予定です。
Krea 3 よくある質問 FAQ
Q1: Krea 3 は無料で使えますか?
ある程度は使えます。Free プランでは毎日100 units が付与され、各プランには Krea 3 の無料画像生成9枚分が含まれます。ログインせずにジェネレーターを開くことはできますが、生成ボタンを押すと登録を求められるため、ログインなしでは画像を生成できません。
Q2: Krea 3 と Nano Banana Pro はどう選べばいいですか?
画像の編集やシーンの変更、素早く大量の画像を生成したい場合は Krea 3 を優先しましょう。AA ランキングでも Nano Banana Pro より上位です。文字入り画像やテキストから画像生成、全体的な創造性を重視する場合は、Nano Banana Pro のほうが安定しています。APIYI apiyi.com の nano-banana-pro($0.09/回)で同じサンプル画像を試し、比較することもできます。
Q3: Krea 3 は中国語の小さな文字をうまく扱えますか?
おすすめしません。公式も小さな文字は苦手だと認めており、第三者のテストでは英語のラベルでも間違いが出ています。中国語の小さな文字については特に検証していないため、文字は後からレイアウト時に追加することをおすすめします。
Q4: Krea 3 API の料金はいくらですか?
2K の基本料金は $0.06 です。実際に画像を1枚編集する場合は、2K の参照画像1枚を含めて約 $0.13、high モードは $0.15、ultra は参照画像2枚を含めて約 $0.40 です。Krea 3 は現在 APIYI apiyi.com のモデル一覧に掲載されていませんが、できるだけ早く提供する予定です。その際の価格は一覧をご確認ください。
Q5: Krea 3 で生成した画像は商用利用できますか?
私たちが確認した資料には、公式による明確な商用利用の許諾に関する説明はなく、利用条件も個別には検証していません。商用利用の前に Krea のサービス利用規約をご自身で確認し、人物やブランドが関わる画像は人によるチェックも行ってください。
Q6: Krea 3 の Ultra は使う価値がありますか?
タスクの種類によります。AA のカテゴリ別ランキングでは、マーケティング素材で Ultra が4位、Fast が21位なので、Ultra を使う価値があります。一方、シーン・スタイル系では Ultra が18位で、Fast の11位を下回っています。Ultra は1回あたり $0.20 の追加料金がかかり、数分待つ可能性もあるうえ、Max プランも必要です。最終稿に使うほうが費用対効果は高いでしょう。
参考資料
- Krea 公式:リリースブログ、APIドキュメント、料金ページ
- リンク:
krea.ai - Artificial Analysis:AA-Image-Editing ランキングとカテゴリー別データ
- リンク:
artificialanalysis.ai - CPI-Bench 論文:Alibaba による画像編集ベンチマーク
- リンク:
arxiv.org/abs/2608.14546 - eesel.ai レビュー(10月18日):実際のコストとドキュメントの不一致に関する問題
- リンク:
eesel.ai - Hacker News の議論(10月15日〜):ユーザーのフィードバックと CTO の回答
- リンク:
news.ycombinator.com
検証について:この記事では、Krea の公式ドキュメントと10月30日時点の製品画面を確認し、eesel、MindStudio、GLBGPT、Hacker News の4つの第三者による使用レポートと、Arena、Artificial Analysis、Design Arena、CPI-Bench の4つのランキングをまとめました。有料アカウントで統一テストセットを実行したわけではありません。記事中の速度に関する数値にはすべて出典(公式/第三者/ランキング)を明記しており、独自の速度測定結果ではありません。
著者: APIYI 技術チーム
技術に関するお問い合わせ: APIYI のウェブサイトトップページからお問い合わせください。各モデルや接続方法の詳細は、docs.apiyi.com のドキュメントセンターをご覧ください。
